kousiki

私は短気でせっかちな性格ですが、こと人材育成(人材育成という言葉は疑問に思うことがあり好きではありませんが、今回は便宜的に使います)に関しては辛抱強くじっくり待つことができます。

 

塾の生徒に関しても、従業員に関してもそう。

たまにそんな自分を客観的に見て、自分らしくないと思ったりもしますが、でも人材育成に関しては短気にならずにできています。

 

おそらくそれは、人間は簡単に変わるものではないということが、これまでの多くの経験を通して皮膚感覚で分かっているからだと思います。自分自身も「ここを直せ」といわれてもなかなか簡単に変わることができないですからね。

 

だから、生徒の勉強の様子を見ていて「あ、ここは直した方がいいだろうな」と思ってもすぐに口にすることは基本ありません。(すぐに伝えることもあります。)そのまま様子を観察していて、アドバイスを受け入れる体勢になっただろう時を見計らってアドバイスするか、こちらから問いかけをすることによって自分で気づいてもらうという方法をとることが多いです。

 

なぜなら、人が変化をしていくうえで「自発」というのはとても重要だと私は感じているから。

人は外からの強制力では変わらない。自分で気づいて自分で変わっていくしかないのです。命令すればその場では変わったように見えますが、そのとき内部的な変化が起こらないと、本当の変化にはつながりません。だから、早く変えたい、変わってほしいという気持ちをぐっとこらえて待つのです。

 

 

最近、ある生徒の勉強の様子をみていて、ここは変えなきゃいけないなと思うところがありました。

 

自分で気づいてもらいたいと思って、ずっと黙っていましたがなかなか変化が現れません。これ以上は時間的に間に合わなくなって、前回と同じことの繰り返しになるから言葉で伝えようか、と思っていたところ、「先生、これだと○○だよね?」と自分で気づいてくれました。そうだ、その通り!よく気づいた!ととてもうれしくなりました。

その点を修正したいと思ったのか、昨日「塾いっていい?」と電話がありました。あいにく日曜日で田原にいなかったのでそれは難しかったですが、問題点に気づき、すぐに修正しようとするその姿勢、行動力やよし!です。

 

 

いわなきゃいけないことは、やはりいわなきゃいけなかったり、黙っていればそれですべてうまく機能するというわけでもなく、その辺のさじ加減はとても難しく、私にとってはこれからずっとつきまとってくる問題だと思います。

ただ、おそらく、これからも「自発」というキーワードから組み立てることになるだろうと思っています。