kousiki

私は保護者様がどれくらいの順位をとれたらうれしいのか、満足されるのか、ということを気にかけています。

その順位を超えることができたら、ひとまず、この塾に入れた価値があったと思っていただけるだろう、と考えているからです。

 

この前、「どのくらいの順位を取れたらうれしいですか?」とお尋ねしたところ、「順位は今のままでいいです。ただ点数がそこまで高くないので、わからないところがわかるようになって、点数が上がってくれるとうれしいです」そうおっしゃったお母さんがいらっしゃいました。

それを聞いて、さすがよくわかっていらっしゃる、と思いました。

 

順位というものは相対的です。周りより点が良ければ順位は良くなります。50点をとったとしても平均点が30点だったとしたらいい順位がでます。

でも順位がいいからといってその単元の理解度が高いということは言えません。理解度はやはり点数に表れます。平均点が低い学校では70点を超えてくればいい順位がでますが、私の感覚ではまだ70点では理解が浅い感じがします。とりあえずあれやこれや知識を身にまとったものの、大事な土台がぐらぐらしていて、今回はそれなりに耐えることができたがいつ崩れてもおかしくない、そんな感覚です。

80点を超えてくると、答案を見ても、確かに基礎力がついてきているな、そんな感じがあります。70点と80点は10点しか違いませんが、点数以上にその差は大きいです。

 

そのお母さんもそのことをわかっていらっしゃるのですね。表面的なものではなくて本質を見ようとしている。順位はいいが本当の理解がともなっていない、次は崩れるかもしれない、もし他の中学だったならばこの順位は維持できていない、ということをお考えです。順位がいいからと安心するのではなく、逆に危機感を感じていらっしゃるのです。

受験は競争の対象が同じ中学の生徒だけではなくなります。だからこそこういった感覚で勉強に向かうことは大切だと思います。