あるお父さんから、「眞田さんのところはいつも親子で仲がいい。どう子育てしているんですか?」と尋ねられたので、自分の考えをお伝えしました。そしたら

「いい親になりたいと思って、これまでいろいろ本を読んできました。納得できるところもあれば、うーんと思うところもありました。眞田さんの考えは結構トリッキーなところはあるけど、全部腑に落ちる。それは眞田さんが子供目線で考えているからだと思います」

といわれました。

 

そういわれてみれば、「自分が子供だった時どう思っていたか」「自分が子供だったとしたらどう思うか」はよく考えている気がします。以前、小学校の保護者会で「お父さんは決して親目線で判断しない。そこが偉い」と先生が褒めて下さったこともありました。

 

私は10年前親になったのですが、親になった経験がないからどう子育てしたらいいのか全然わかりませんでした。今もそうです。どうしたら素晴らしい人間に育つか全然わかりません。でも、自分は子供だった経験があるので、子供の時の自分はどうしてほしかったのか、どうしてほしくなかったか、そこは少しわかるところがあります。だからそこの記憶と想像にリーチして考えることが多いのだと思います。

この塾だってそうです。私は授業中の仮眠は許されるべきであると思っていたので、塾での仮眠は自由です。学校から出される宿題をやるのは嫌だったので、この塾も宿題はなしです。決められた時間に行くのが苦手だったので、授業時間を定めていません。怒鳴って畏怖を与えて従わせようとする大人が嫌だったので、怒鳴ることはしません。他にもいろいろあります。

 

私の子はだいぶ大きくなって話せるようになってきたので、これからは対話を軸にして考えていくでしょうが、でもやっぱり答えはわかりません。

「お父さんはお父さんなりに頑張るけど、でも失敗したら、そんときゃすまんのう」って感じです。だって答えはわからないのですから。やるだけやって後は知らん、と思ってます。自分のコントロール外のことは諦めるに限ります。